Work Process

HOW TO MAKE DIGITAL ART?

私のアート作品は、色鉛筆画、アクリル絵の具、パステル、CGなど、様々な技法の混合で制作されています。ここではデジタルアートがどのように作られているかを紹介します。
My artwork has been produced by mixing various techniques such as color pencil drawing, acrylic paint, pastel, CG and so on. Here I will introduce my work process


Birth 2018
色鉛筆、アクリル絵の具、CG/紙  Colored pencils・acrylic paints・CG / paper 885mm×644mm

work process

1.最初に部分を作ります。色鉛筆で描かれたスケッチ。 アクリル塗装キャンバスなど。
First make a part. A sketch drawn with colored pencils. Acrylic painted canvas etc.

2.各部分をスキャンし、PC上で結合します。Scan each part and combine on the PC.


3.統合されたデジタルファイルにペンタブレットで加筆します。 使用するソフトウェアはAdobe Photoshopです。
Add a pen tablet to the merged digital file. The software used is Adobe photoshop.

4.満足いくまで描き込んだら、デジタルファイルとして仕上げます。
I will draw until satisfactory and complete as a digital file.

5.デジタルファイルが完成したら、ジクレーの版画工房で印刷します。 
When the digital file is completed, I will print it at the printmaking studio of Giclee.

絵のテーマに応じて、パーツに使用されているテクニックを変更することがありますが、これはオーソドックスな私の制作プロセスです。 また、質感を出すために、砂を混ぜた絵の具を塗ったキャンバスなどの素材を作って、鉛筆画の上にかぶせるといったデジタルテクニックを使うこともあります。
Depending on the theme of the picture, I may change the technique used in the parts, but this is my orthodox production process. Also, in order to produce a texture, I use digital techniques such as making canvases painted with sand mixed paint and putting it on a pencil drawing.


●作業環境について

デスクトップPCでもノートPCでもいいのですが、最近はノートPCを使う人が多いようです。MAC、WINDOWS、どちらでも良いですが、グラフィックソフトを問題なく動かすためには、充分なメモリの容量とCPUの性能が必要です。メモリは8GB以上(16GBあると安心)、CPU Core i5以上を推奨します。液晶モニターは17インチ以上あると、作業しやすいです。ちなみに私の環境はデスクトップPC、液晶モニターは24インチです。

スキャナーについて

アート制作に使うなら、スキャニング精度の高いフラットヘッドのスキャナーがお奨めですが、フラッドヘッドスキャナー のユーザが減ったことにより、市場では手に入りにくいものとなっています。現時点で個人の絵画制作に使えそうなのはEPSON GT-X830,GT-X980あたりでしょうか。価格は30,000円〜70,000円台と高額です。
市場では複合機スキャナー、ドキュメントスキャナー のシェアが増え、スマホのスキャニングアプリなども出ています。フラッドヘッドスキャナーに比べて精度は落ちますが、最初はこのようなものでも良いかもしれません。
またCANONから出ているフラッドヘッドスキャナー、CANOSCAN LIDE 400は、価格が1万円程度の人気商品ですが、文書用ですので蓋の稼働範囲が約2cmと制限があります。厚いテクスチャをスキャンするのでなければ使えるかと思います。
生産終了のフラッドヘッドスキャナーや中古品なども、オンラインショップやオークションで多数出ています。お使いのPC環境の対応状況とサポート期限を確認してから購入するのが良いでしょう。
使用頻度が少なければ、業者からレンタルすることもできます。

●ペンタブレットについて

液晶タブレットと板のタブレットが出ていますが、使いやすいもので結構です。私が使っているのは板タブレットでのワコムのIntuos Pro Paper Editionです。Intuosシリーズはプロ仕様で、実際の筆描きに近い筆跡が実現します。A3のラージサイズ、A4のミディアムサイズがありますが、作業スペースに合わせてお選びください。ペンタブレットは安いもので2,000円台からあります。

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Adobe Photoshopについて

Adobe公式サイトで購入することができます。個人で使用の場合、コンプリートブランだと20以上のアプリが1パックで月額6,248円です。Photoshopのみの使用ならフォトプラン(Cloud20GB)が月額1,078円とお得です。無料お試し版からご使用いただくことも可能です。

●その他

今後、デジタルアートの制作を続けていくにつれ、Photoshopのみならず他のグラフィックソフトも使いたいと思うかもしれません。Adobeはサブスクリプションが発生するため予算的にむずかしい場合は、Adobeソフトの使いやすい機能を集約して作られたAFFINITYがお奨めです。Adobe Photoshopの機能を備えたPhoto、Adobe Illustratorの機能を備えたDesignerは、どちらも7,000円の買いきりです。Adobeソフトに慣れている方は、機能の名称などが違うため最初は勉強が必要ですが、慣れてしまえば制作の役に立ってくれるでしょう。(デジタルコラージュ作品講座ではAdobe Photoshopを使用します)

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