パズルのピース



美術の時間に作ったという娘の作品が上野の美術館に飾られているので、久々に家族三人で出掛けた。

2月にしては暖かい日で、スライバーコートでも少し汗ばむ陽気。コロナウイルスが流行っているというのに、上野公園は大変な人出だった。

東京都美術館は、私も公募展出品で何度か飾られた。もうずいぶんと昔のことのように感じるのは何故だろう。


娘は今年で中学2年生だ。もう親に甘えまくる年でもない。夫は気心知れた仲間のように娘と接し、私はその様子を一歩引いて見守っている。


上野公園のパークサイドカフェは、いつか展示の時に、友人とティーブレイクした店だ。ここは雰囲気がよく、ケーキも美味しかったのを覚えていている。

丸テーブルを2つ並べた席に夫と娘が並んで座った。娘は少し遠慮したような感じで、夫は上野の春めいた空気を満喫するかのようにリラックスして、私は、穏やかな空気を壊さないように気遣う。

前とは少しずつ変わっていく何かを感じた。それはネガティブな意味でもポジティブな意味でもない。それぞれが進化していて、今までピタリとはまっていたパズルのピースが、少しずつ噛み合わなくなっているような。


いつか読んだ堀江貴文の本の一文を思い出した。


————人はみなそれぞれ自分にとっての川を流れている。

僕もまた、僕だけの川のうねりを流れているのだ。

周りに流されるのではなく、自分の流れに逆らわず、自分の運命に逆らわずにただゆっくりと流れていけば、必ずいくべき海へ出られる。


起きることは全部が当たり前。行くところは僕たちの意図や願いでは、どうにもできない。それが、流れに身を任せるということなのだ。


力を抜いて、流れに身を任せ流だけでいい。

そして目の前のことに、ただひたすら熱中すること。

するといつの間にか、自分に合った仕事、人間関係、自分がいるべき場所へと、たどり着けると思う。

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