「技」を磨く。

大切なのは正しい呼吸と正しい動き
最小限の動作で最大限の力を出すことなんだ。
そうするとだんだん頭の中が透明になってくる。
初めのうちは覚えなければならない。動きや感覚を拾わなければならない。
五感を開き、自分の体の形を血管の一つ一つまで認識する。
この時は本当に苦しい
このまま踠き続けても
先が行き詰まっているとしか思えない。
たくさんのものを覚え吸収した後は 必要でないものを削ぎ落とす
その動きに必要なものだけ残して閉じる
人はよく聞こうとする時、目を閉じるだろう?
そういう風に その瞬間
必要なものを選び取っていくんだよ
やがて、身体中の血管や筋肉の開く閉じるを
瞬きするように、速く簡単にこなせるようになる
その時光明が差す 道が開ける
頭の中が透明になると”透き通る世界”が見え始める。
しかしこれは
力のかぎり踠いて
苦しんだからこそ届いた”領域”
竈門炭十郎(「鬼滅の刃」17巻より抜粋)
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